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Cracks of Foam

泡沫のヒビ

アルバム『センチメンタル・シティ・ロマンス』について


シティポップスおじさんという人種がいる。彼らは心の中に山下達郎を飼っており、山下達郎のギター音が主食であり、それ以外は一切受け付けない。そんな冗談を考えてしまう程、シティポップスというジャンルは危険な匂いがする。『センチメンタル・シティ・ロマンス』というアルバムもそんな枠組みの中にあると思う。センチメンタル・シティ・ロマンスのSTであり都会的なサウンドの中に、言いようのないいなたさを感じる名盤である。渋い低音のヴォーカル、Charの様な広がりのあるギター、演奏陣のレベルは総じて高い。素朴な曲の方が人気のようだが、M1、M2、M11のようなアップテンポな曲の方がセンチ独特の魅力があると思う。そして山下達郎はM10にコーラスとして参加している。素晴らしい。