Cracks of Foam

泡沫のヒビ

モノと邦楽、時々映画

「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」という土佐日記の有名な一節から、日記とは元来男のモノである。なとどとぬかせばジェンダー論の教諭は即座に顔面トランザムであろう。別にそんなことはどうでも良い。
自分はほぼ日手帳に2日のディレイを効かせて日記を付けているが、「紙媒体なんて流行らないわよ。」という攻殻機動隊のセリフにインスパイアされこの手のモノにも手を出した次第である。無論、後半部は嘘だ。
好きなアーティストは誰か?と聞かれた時の正解はスピッツだと考える。当たり障りのなさが天下一品である。併せて相手がスピッツファンであった場合、好きなアルバムは『名前をつけてやる』だと答えておくと相手はご満悦である。パンチの光を浴びせてやりたい。
19の頃、好きな映画が『アメリ』の女は信用するな、と教わった。随分歪んだ考えだと当時の自分は憤りを感じたものだが、強ち間違いではないことに気付く今日この頃である。